1. Binance手数料の全体像
本記事では、Binanceでかかる手数料を、現物取引、先物取引、出金の3つに分けて見ていきます。本記事の取引手数料は、Binanceグローバル版の公式手数料ページの2026年10月時点の表示、USDTの出金手数料は2026年9月時点の出金画面の表示に基づいています。ここに書いていない料率や区分は、公式の手数料ページでご確認ください。Binance Japanのアカウントをお使いの場合は、Binance Japan側の手数料ページの表示が基準になります。
2. 現物取引の手数料
現物取引では、一般ユーザーの手数料率はメイカー(Maker)もテイカー(Taker)も同じ0.1%です。指値で板に並べても、成行で約定させても、料率は変わりません。手数料をBNBで支払う設定にすると25%の割引が適用され、0.1%が0.075%になります。
| 区分 | 条件(過去30日の取引量とBNB保有量) | メイカー(Maker) | テイカー(Taker) |
|---|---|---|---|
| 一般ユーザー | — | 0.1000% | 0.1000% |
| VIP 1 | 100万米ドル以上、かつ5 BNB以上 | 0.0900% | 0.1000% |
| VIP 2 | 500万米ドル以上、かつ25 BNB以上 | 0.0800% | 0.1000% |
表のとおり、VIP 1・VIP 2で下がるのはメイカー側だけで、テイカーは0.1%のままです。VIP 1の条件は30日間で100万米ドル以上の取引量なので、そこに届かないうちは、現物の手数料を下げる手段はBNB払いの割引ということになります。
3. 先物取引の手数料
USDⓈ-M先物では、手数料をBNBで支払った場合の割引は10%で、現物の25%より小さくなります。先物の料率そのものは、公式の手数料ページでご確認ください。先物の手数料は証拠金ではなくポジション全体の金額(想定元本)に対してかかるため、レバレッジを上げるほど、同じ証拠金に対する手数料の額も大きくなります。
4. 出金の手数料
出金手数料は、通貨とネットワークによって異なります。同じUSDTでも、どのネットワークで送るかで金額が変わります。
| 通貨 | ネットワーク | 出金手数料(2026年9月時点の表示) |
|---|---|---|
| USDT | TRC20(Tron) | 1.5 USDT |
| USDT | ERC20(Ethereum) | 0.3 USDT |
出金手数料は見直されることがあります。実際に出金するときは、出金画面にその時点で表示されている金額を基準にしてください。
5. 手数料を下げる方法
- BNB払いの割引を有効にする:現物は25%(0.1%が0.075%)、USDⓈ-M先物は10%の割引になります。
- 出金手数料をネットワークごとに見比べる:2026年9月時点の表示では、USDTの出金手数料はERC20が0.3 USDT、TRC20が1.5 USDTでした。受取側が対応しているネットワークの中から選び、金額は出金画面で確かめましょう。
- メイカー注文で安くなるかは区分で確かめる:現物の一般ユーザーは、メイカーもテイカーも0.1%で差がありません。現物でメイカーの料率が下がるのはVIP 1以上です。
6. よくある質問
現物では、メイカー注文のほうが手数料は安くなりますか?
一般ユーザーの場合は安くなりません。メイカーもテイカーも0.1%です。メイカー側の料率が下がるのはVIP 1(0.09%)とVIP 2(0.08%)で、その場合もテイカーは0.1%のままです。
BNB払いの割引は有効にする価値がありますか?
現物を取引するなら、検討する価値はあります。現物の手数料が25%下がり、0.1%が0.075%になります。ただし手数料分のBNBを口座に持っておく必要があり、そのBNB自体の価格は変動します。USDⓈ-M先物の割引は10%です。